インドネシアのビジネス

インドネシアのビジネス

インドネシアは現在、世界第4位の人口を保有しており、また堅調な経済成長及び政治体制の安定がきっかけとなり、そこでのビジネスは瞬く間に世界から注目を集める存在となった。内需を支えている中間層が拡大していることから、インドネシアではビジネスチャンスが膨大に広がってきている。昨年より、日本でもインドネシアのビジネスに対する注目度が急激に高揚してきた。

日本、韓国、欧米の企業が、チャイナリスクと呼ばれる中国での賃上げなどによる事業の困難を回避するため、生産労働人口の豊富なインドネシアに注目している。その他、リスク分散を図るためにタイの政情不安を考慮して、インドネシアに生産拠点ならびにその他のビジネス拠点を設けるケースもあるようである。

また、以前は現地での生産をあきらめた企業の再進出も始まっている。現在、インドネシアの工業団地は発売開始と同時に完売し、造成が追いつかない。引き合いが販売面積を超えている状況である。

一方、インドネシアにはBOP（年間所得3,000ドル未満の低所得者層）も数多く存在し、このBOP層が将来的に中間層に成長していくため、次世代のボリュームゾーンとして捉えられている。ただし現在のBOP層の生活実態は、使用可能な水の量の増加が喫緊の課題であったり、都市部、農村部ともにネズミによる被害対策が必要であったり、基本的な生活を確保すべき段階である。数年〜数十年後に現在の状態を脱却すると同時に、ビジネスターゲットとして存在感を示すことになろう。

お見積もりフォーム

>> ページの先頭に戻る