インドネシアの通貨

インドネシアの通貨

インドネシアの通貨の単位は「ルピア(Rupiah)」で、通常インドネシア通貨のルピアは「Rp.」と表示されている。変動相場制を取っており、おおよそ1円＝110ルピア程（2011年5月時点）である。

インドネシア通貨であるルピアは中央銀行であるインドネシア銀行が発行しており、現行紙幣は、1,000ルピア、5,000ルピア、10,000ルピア、20,000ルピア、50,000ルピア、100,000ルピアの6種類。硬貨は25ルピア、50ルピア、100ルピア、200ルピア、500ルピア、1,000ルピアが発行されている。

補助通貨はセン。1ルピアは100センである。インフレにより現在では補助通貨のセンの単位の紙幣・硬貨とも発行されておらず、流通もしていない。従って最小通貨は25ルピー。そのため、極小額のお釣りの端数分はキャンディーやガムが代用されることがある。日本と比べて、インドネシアでは紙幣のデザインが頻繁に変更される為、新旧の紙幣や貨幣が混在して流通している。

紙幣の肖像は、10万ルピアはスカルノ大統領の肖像、5万ルピアはインドネシア独立戦争の英雄ングラライ将軍、旧紙幣は5万がインドネシア国歌「インドネシア・ラヤ」の作者（ワーゲ・ルドルフ・スプラットマン）、また2万ルピアは教育家（キ・ハジャル・デワンタラ）といった文化人、1万、5,000、1,000は何れもオランダからの独立運動で活躍した国民的英雄の肖像が描かれ、特に1万ルピア紙幣には唯一の女性肖像として、19世紀末、インドネシア・スマトラ島北部で起きた対オランダ戦争を勇敢に戦い抜いた、チュ・ニャ・ディンの若い時代の肖像が描かれている。

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