インドネシアへの投資

インドネシアへの投資

世界の中でも成長著しいアジアの中でも、高い経済成長率を誇る中国、インド、インドネシアの3国が投資先としてクローズアップされている。

その中でも投資先としてインドネシアは際立っている。名目GDPの額でみると、インドネシアがASEANの中でダントツの1位（約5,100億ドル 2008年JETROデータ）。2位のタイの2,724億ドルを大きく引き離している。経済成長率の高いべトナムも906億ドルとGDPの額では、インドネシアが5倍以上となっている。

そういった点に注目が集まり、世界中から数多くの外国資本がインドネシアに注入され、無数の工業団地が作られている。

また現在、ビジネスと金融の両面でインドネシアへの関心が高まっていることが鮮明になってきている。ジャカルタ株式市場は、順調に伸長している。2003年3月に385であった株価指数「インドネシアジャカルタ総合指数」は、2011年5月には3,900と8年間で10倍以上に右肩上がりで推移している。インドネシア経済が好調であること、及び資源への投資が追い風となり、今後も株価は順調に推移するであろう。

ただし、インドネシアへの証券投資を行うに当たっては、先進国と比して市場規模がまだ小さいため、資金流入または流出、些細な情勢に大きく影響されやすいことに留意する必要がある。常に、ハイリスクハイリターンの商品であることを念頭に、分散投資など、計画性をもって投資することが肝要である。

なお、インドネシアで長期的成長が見込めるセクターは携帯電話、小売等がある。

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