インドネシアの携帯

インドネシアの携帯

インドネシアで携帯電話の主なキャリア（事業者）は、Telekomunikasi Selular（Telkomsel）、Indosat（旧SatelindoとIndosat MultiMedia Mobile）、XL Axiata（旧Excelcomindo）で、3社合計で約1億8,000万の加入（2011年。前年比30％増。）であり、インドネシア携帯電話市場シェアの約85％を占める。

インドネシアで携帯電話を使用する場合、通話料は高く、一分14円程度である。 インドネシアの携帯は全てSIMフリー携帯で、プルサ（インドネシアではプリペイドカードのことを言う）とSIMカードは、町のあちらこちらで売っている。ただ初めてSIMカードを携帯に入れた時、個人情報をインプットしなくてはならず、それを行わないと携帯は使えるようにはならない。

インドネシアの住民は、2万円以上する携帯電話を12回払い、またはそれ以上に分割払いにして購入するのが一般的である。ジャカルタでは携帯電話の人気は高く、ジャカルタのショッピングモールに行くと、携帯電話の宣伝広告が人目を引くように並んでいる。平均的な所得水準の住民に高級品である携帯電話が売れているのは、広告が非常に購買欲を刺激しているためである。洗濯機のない家庭の主婦が携帯電話を保有しているケースもあり、所有物のアンバランスが見受けられる。それほど携帯電話は普及速度が速い。

しかしながら、他国の携帯電話の傾向として、普及率が8割を超えた場合は市場は飽和状態になる傾向にあり、インドネシアでも同様の傾向が予想される。今後、新たに携帯電話を購入するボリュームゾーンとしては、中流以上の層による買換え需要を基本とし、その他には低所得者層が見込まれるが、低所得者層は、その所得水準から、携帯電話を購入しても1カ月の通信費が1万ルピア（約100円）程度と考えられるため、契約件数は拡大しているがそれがそのまま収益増にはつながらないため中期的な収益確保の対象となる。

お見積もりフォーム

>> ページの先頭に戻る