インドネシアの物価

インドネシアの物価

インドネシアの物価は安い。お米は1kgで約3000ルピア（29円）ほどで買える（もちろん大都市やスーパーマーケットでは物価は高く、田舎にいくほど物価が低い）。ミネラルウォーターも1.5リットルのペットボトルで2000ルピア（約19円）、散髪代は美容院で１回１万ルピア（約96円）である。インドネシアの物価は日本の4分の1から5分の1であり、日本人には物価が安いと感じられる。

一方、日本製品のインドネシアでの価格はというと、例えばトヨタのイノヴァ（2000cc）が180万円ほどであり、それなりの所得水準にないと手が届かないのが現状である。

インドネシア人の平均月収は、ジャカルタにおいては129万ルピア（約12,340円。2011年1月時点）であり、2007年1月に90万ルピアであったことを勘案すると、この4年で年平均9.5％ずつ上昇していることになる。

インドネシアの消費者物価上昇率は、2010年11月の前年同月比6.3％から、2011年1月には7.0％まで高まった。主な要因は、多くの国で見られるように食料品価格の上昇である。食料品価格は、天候不順による不作を背景として2010年11月の前年同月比12.3％から2011年1月は16.2％まで伸びが高まっている。

インドネシア中銀は、消費者物価上昇率の目標を4〜6％としており、2011年2月4日に18カ月ぶりに政策金利を0.25％引き上げ、6.75％にした。それにより、インドネシアの物価上昇の加速にブレーキをかける効果を生んでいる。

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