インドネシア人

インドネシア人

非常に親日的なインドネシア人

インドネシアで生活や仕事をするうえで、インドネシアの人々が日本人のことをどのように見ているかは重要ポイントのひとつである。2009年のある調査では、インドネシア人による日本人への好感度は、世界21カ国中で首位に上っている。インドネシア人の性格は非常に陽気、素朴、素直、従順、温厚であり、インドネシアで生活するほとんどの日本人もインドネシア人に対して親しみを感じていると言える。当然インドネシア人と日本人は文化や風習が異なるので、互いに理解し合い、尊重し合う姿勢が大切である。

勤勉で器用、しかも賃金は割安で離職率も低い

インドネシア人従業員は、上述の性格に加えて、勤勉で手先が器用な上、視覚、聴覚ともに優れていると言われている。一方、どちらかというと自ら思考したり自主的に改善する習慣に欠けるため、そのようなインドネシア人の性質を踏まえたマネジメントの仕組みづくりが生産性と品質向上のカギになる。賃金はアジア主要都市と比較しても低い水準にあり、離職率や社会保障負担率も他国に比べて低いと言われている。

ただし、企業の所在地以外の場所からインドネシア人従業員を雇用した場合、契約終了後にその人物を雇用した場所まで返すことが、企業に義務付けられている。例えば、バタム島に普段居住するインドネシア人スタッフをジャカルタで雇用した場合、バタム等⇔ジャカルタ間の交通費は、企業が負担することになる。

また、インドネシア人の雇用に際し、日本語が出来るインドネシア人は特権階級意識が強いが、日本語以外の能力は平均以下の場合が多いため、従業員の選考の際には注意が必要になる。

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